Juniperberryのブログ

アラサーでメンタルを患った私の、治療と気持ちの記録です

入院2日目

怒涛の夜を経て、2日目の朝。


こちらの病院で初めての朝食ですが、ミートボールが出てきました。朝から結構ヘビーな感じ。しかもあまりおいしくない系の既製品(笑)だったので残念。

どうせ既製品にお金使うなら、少しでも美味しいものを選んでほしい、というのが患者の願いだと思います。


ちなみに、私は料理をするのが好きで、自分の食べたい味や料理を自分で作れたときに幸せを感じます。


療養に入った頃や3月頃は結構調子が良く、朝は親用にお弁当を作ったり、晩ご飯も結構品数を用意したり。おせちも半分くらいは自分で作りました。

この数ヶ月、少しでも調子がいいと、部屋の片付けをしたり、料理をしたり、お菓子を作ったり…と落ち着かない生活をしたのも、通常っぽい状態と鬱状態を頻繁に繰り返す要因になったのかなと自己反省。このあたりも医師に質問してみたいと思います。


連休中でまだ治療はスタートしていませんが、既に入院の優れた点を感じています。それは、何もせずとも毎食バランスを考えた食事が与えられるということ。しかも院内や病室は限られた環境ゆえに、少し元気があるからといってクルクル動き回らず、休むに徹することができます。


2日目は、午後からまた頭痛がありましたが、カロナールやアイスノンで対応。ゴロゴロとベッドで何もせず、ボーッと過ごしました。


今回、過労が原因で鬱状態になり休職したのですが、もともとワーカホリック気味なところがかなりあって、ボーッとする習慣が全くなくなっていました。

暇さえあれば、すぐにスマホにto doを打ち込み、スケジュールを立て、ニュースサイトの生活情報やジャーナルサイトのルポ記事などを検索してネタ探し。いつも頭がクルクルと全力疾走していないと不安になるようになっていました。

休日も、朝から綿密な製造計画を立て、結構ガチなアントルメ(ホールのケーキ)を3つ4つ作っては、友達を呼んでお菓子屋さんごっこみたいなことをしてました。

もう休みが休みじゃないっていう。でも、何も予定がないと不安だったんですよね。


だから仕事を休んでからの毎日は、喪失感と焦燥感でいっぱいでした。

ゆえに必死で『前向きに』療養していました。

なんで元気にならないんだ?鬱病と躁鬱は違うのか?じゃぁ躁鬱の記事を読んで勉強しよう!

自殺したくなるのは病気のせいか。じゃぁ対応策を考えよう。精神科医の意見以外に僧侶の話も載ってるぞ!

とにかく調べれば、何か症例やエビデンスがあるはず!

もちろんこの時も、身体は重力に負けて寝てばかりだし、この先に絶望感しかないし、私に未来はない、みたいな自殺企図を含む鬱傾向の状態でした。そこから逃れるには『前向きに療養』するしかないと思い、それが上記のような、謎の『取材活動』につながっていました。


この病院に入って気づきました。

全然休養してへんやん、て。


だから、とても悩んだけど、入院して、ボーッとできるようになったのは心から喜ばしいことです。

クリニックの先生やカウンセラー、それに両親からも「ボーッとしたらいい、のんびり休めばいい」と言われていましたが、もはやボーッとするやり方がわからなくなっていたので。やり方も何もないんですけどね。おかしな話です。


ここは確かに、わりと特殊な病棟です。

色んな雰囲気の人が、ウロウロしてて、苦しんでる人の泣き声、呻き声や、時には叫びも聞こえます。

でも不思議と怖くなくて、精神科の病気を治療してる人はいっぱいいるんだな、と励まされます。

苦しみの感じ方は人それぞれ。

重度の方からしたら、私なんて大したことないと思われるかもしれないけど、私のコップはタプタプで、もう水が溢れてしまっていて、私は私なりにかなりつらいと思ってここに来ました。


前向きに治療するのはやめて、治療のない連休中は、ただただボーッとしようと思いました。


入院1日目

さて、荷物のもろもろが終わったところで、時刻は12時すぎ。お昼の時間になったので、病室で病院食をいただきます。


入院中のみなさん、特に大部屋の方たちは、ラウンジでテレビを見ながら食べていました。

私は、外から入院してきたばかりなので、コロナ対策のプチ隔離で2週間は個室暮らしです。


病院食は、正直けっこうイマイチな感じ。

まだ環境に慣れないこともあり、昼は半分くらい残してしまいました。


昼食後も事務連絡の続き。看護師さんと病棟内をまわり、色々案内や規則を聞きます。

この病棟には、いわゆるOT(作業療法)をする部屋や、面会室、カウンセリングルーム、ラウンジ、男女隔日制の大浴場、予約制のシャワールームなどがあります。

ラウンジは一面窓になっていて、郊外という立地から緑がよく見えます。これはこの病院のこだわりらしく、閉鎖病棟だけど、精一杯の開放感という感じでしょうか。けっこう日中もここで過ごす人を見かけます。

フリーの給茶器があるほか、自販機でジュースも買えます。(売店は病棟の外、外来フロアにあるので、隔離中の今は行けません。病状によっては、売店まで出かけるのもNGの人もいます。これは医師の判断。)


疲れたので、そのあと少し横になって、18時には晩ご飯。

やっぱりイマイチなので、持参したふりかけが活躍。事前にネットで入院グッズを検索したときに、ふりかけは何科の入院でもお勧めされていたので、数種類持ってきました。笑


食後は夜の薬。新しく処方された薬を飲みました。

薬は看護師さんが持ってきて、手に出してくれて、看護師さんが見ている前で飲み込みます。飲み忘れの心配がなくて助かる。


でも、そのあと異変が。。。

環境が変わったせいか、薬が変わったせいか、ただ単に体調の変化かわかりませんが、20時頃から頭痛がしてきました。


とりあえず、寝る前の薬を20時半に飲み、21時の消灯に向けて寝ようとするも、頭痛はひどくなるばかり。

特に左目の奥が張り裂けそうに痛む感じのイヤな頭痛。眼精疲労ってほど目も使ってないしな、とか思いつつ、気休めに持ち込んだ冷えピタを貼ってみるも効果なし。

頭痛持ちなので、いつもはイブクイックを飲んでいますが、荷物検査で没収されたので、手元に頭痛薬はなし。

また気休めに、持ち込んだホットアイマスクをしてみたけど、全然意味ない。むしろ悪化したかも?


ようやくナースコールをしたのが22:30くらい。カロナールを飲ませてもらい、横になりました。

効くといいなと思ったけど、頭痛はひどくなる一方で、気持ち悪くなって1時間後に嘔吐。


ナースステーションに報告しに行くと、眠剤飲んでみますか、とのことで、また飲んでみましたが、30分ほどして2回目の嘔吐。


もう我慢するしかないかなと思って、横になり、多分4時くらいに眠れたんですが、そこから、ものすごい悪夢……。

日本刀で殺そうとする女からひたすら逃げる夢で、汗びしょびしょで5時半くらいに目が覚めました。

色付きの夢でかなりリアル、血のぬるぬるとか感覚もあって、かなりグロッキーな目覚めです。

外が明るいのがわかったら、なんだか安心して、そのあとは朝食の7時半くらいまで少し眠れました。


11月末に療養に入ってから悪夢はよく見ていて、かなり眠りはよくない状態が続いてますが、頭痛が吐くほど酷いのは初めて。

今は連休で主治医がいないのでなんとも言えませんが、けっこう辛い入院初日になりました。

初めての精神科入院 来院→病棟に入る

昨日から入院しました。

初めて、精神科専門の病院への入院です。


子どもの頃も含めると何度か入院したことはありますが、精神科は他の急性期の病棟と規則や雰囲気も違い、変にアドレナリンも出たのか、最近辛かった気分の落ち込みは意外と出ていません。

以前取材した緩和ケア病棟を思い出す、独特の空気です。これは後日、私の感想を書きます。


初日、病棟に入るまでのことを書いておきます。

朝は9:30に病院に行き、持参薬のチェックや身長体重測定を経て、外来の医師の診察を受け、入院手続き。


連休中ということもあり、病棟の主治医はお休み、外来の医師の診察でした。

今一番苦しいこと、自殺願望は出るか、どんな治療を受けたいか。付き添った親には、子どもの頃の発育などの質問がされました。色々バーっと喋ってしまったので、よく覚えていません。


この問診により、散歩していいか、精神科以外の薬や持ち物の管理を自己責任にできるか、など医師が判断するようです。

私は近くのコンビニまで一人で散歩OKとなりましたが、コロナ対策で入院から2週間は個室から出ないで過ごすようにとのことでした。

持ち込んだクリニックの処方薬が見直され、連休中の投薬をしてくれました。その後の投薬は、病棟の主治医がしてくれるそうです。

あまり自分が飲んでいる薬を理解していなくて、、、抗鬱剤が3種類出ていたらしく、双極性障害の鬱に効く薬というのに変更になりました。


そのあと、心電図とレントゲン。

諸手続きが終わると病棟に案内されます。

この病院も、いわゆる閉鎖病棟と聞いていたのでドキドキしましたが、各階の病棟の入り口が施錠されているだけで、私の症状では個室は施錠なしとのことでした。

私の病棟は鬱病患者がメインのところですが、ぐるっと見た感じ、大部屋も個室も施錠されている感じはないかなと。


ところで、付き添いの親は施錠扉の前で待機。(コロナ対応)

というか、もうバイバイでいいんじゃないか?と思ったら、待たせる意味がありました。


病室に入ると、看護師2人がかりで荷物をチェックされます。

ホントに全部。下着を入れた袋もひっくり返され、細々したポーチの中、手荷物のバッグの中も一つ残らず。

結果、ベルトや針金ハンガー、延長コード、アロマオイルのめっちゃ小さい瓶などはNG。長期入院が不安で色々持ち込んだので、覚えてないけど、他にも色々NG。


荷物チェックが終わったところで、ベテラン看護師さんに優しく、死にたいと思うことあるの?と聞かれました。

死にたくなる時はあるけど、病気のせいだと理解しているので、行動にはうつさないようにしています。と答えました。

なるほど。要は、自殺に使える長物や刃物、ガラスはダメってことのようです。

このNGのものたちを親に渡して、バイバイするというわけでした。


ちなみに、携帯の充電器と寒さ対策のストールは一回ナースステーション預かりになりましたが、「そういうことに使わない、という約束で」と一言ついて返却されました。

医師の判断によっては、携帯自体がナースステーション預かりになる方もいるそうです。


ここで今日は一旦中断します。

この荷物検査が、心構えなしに行われて、それも結構な勢いだったので参りました。が、とりあえず病室には入れました。

入院することになりました。

色々情報も少なく、迷ったのはかなり迷ったのですが、明日から入院治療を受けることになりました。


主治医の判断では、実家からの通院治療も可能とのことでした。でも私としては、仕事を休んで5ヶ月経っても、寝たきりで苦しい日と少し起きられる日を繰り返すことがしんどく、一度入院して病気に向き合ってみようと思い至りました。寝たきりの日は、双極性障害の特徴でもある自殺願望が強く出るので、それと頭の中でグルグル闘うと、ヘトヘトになるのです。双極性障害(躁鬱)の方が、鬱病よりも自殺率が高いとの専門家談もあります。


私についている診断名も双極性障害Ⅱ型という病気で、いわゆる躁鬱。Ⅰ型と違ってⅡ型は躁がほとんどなく、鬱が長いというような病気です。

Ⅰ型の型の躁状態の経験を読んだりすると、とにかく寝なくても爆発的に元気、むしろ天下無双の無敵状態、自分は神だと感じる、とのことです。他者が見ると、あきらかにこの人おかしいな、って感じだと書いている人もいます。Ⅱ型はそこまでいかず、他人から見ると絶好調だねー、くらいの元気な感じの軽躁状態がある感じです。


思い返すと、私も仕事の絶頂期は寝ずにギラギラと感動的なシーンを撮ってやろうと、前のめりに働いていました。最初に具合が悪くなった2016年の春までの数年は、20代半ばで元気ハツラツ深夜残業バンザイでした。もしかすると、Ⅱ型の軽躁状態だったのかもしれません、自分ではよくわからないけど。あの頃は絶好調で2〜3時間睡眠でバリバリやるのがテレビマンだという刷り込みをされていましたし…(苦笑)


今まで二人の精神科の先生と3人のカウンセラーさんにお世話になりましたが、ライフチャートとか人生スパンでの波の振り返りをきちんとしたことはありませんでした。入院治療でそのあたりの、自分を見つめることができればと思っています。


メンタル治療をはじめて4年で初めての入院です。治ります、と今の主治医に言われながらも不調を繰り返して、苦しい思いもあるので、寛解を目指して地道に治したいと思います。

初めての投稿

私ごとですが、昨年11月下旬から、双極性障害Ⅱ型の鬱状態がひどくなり、仕事を休んで治療中です。躁鬱病の一種です。


自分の中だけで考えていると、思考の渦にはまりそうなので、備忘録を兼ねてブログを書いてみることにしました。


今はクリニックで投薬治療と時々カウンセリングを受けながら、実家に身を寄せて療養しています。


精神的にしんどいことも多く、拙い文章になると思いますがお許しください。

自分の吐き出し口として書きますが、同じ病気の誰かの参考に少しでもなったら嬉しいです。