Juniperberryのブログ

アラサーでメンタルを患った私の、治療と気持ちの記録です

入院3日目と4日目の間の話

3日目の終わりは、哀しみに満ちて床についたわけですが、その割には案外すんなりと入眠しました。薬のおかげでしょうか。


ところが、そんな私を叩き起こすまさかの事態が発生します。


なんの前触れもなく、スマホが突然けたたましく鳴り響く、、、すごい心がザワザワする音、、、あっ!緊急地震速報だ!!!

病院の真っ暗な個室で緊急地震速報が鳴るって、尋常じゃない恐怖です。本当に。

普段は冷静に対応できる方の私も、ちょっとパニックで何をどうしたらいいかわからず、とりあえずベッドで固まったまま揺れるのを待ってみる。

ゆったりとした揺れ。

あ、、、そんなでもないかも?


さぁ、そこで気づきます。どうやって情報収集しよう?

私はいつも、すぐにテレビをつけるタイプです。だいたい某公共放送。だって災害時だもの。

ただ今回は【入院中はテレビを見ない!】と決めていたので、テレビカードが手元にない。(仕事を忘れる&コロナ鬱防止)

テレビ見られない→ネットニュース探す→そんな早く地震情報あがってこない→あっ!→ラジオ!!!今こそラジオ!!!


なんか一人ですごい発明したみたいな気分でラジオアプリを起動。

ラジオの速報で、そこまで大きな地震ではないこと、津波等の心配がないことを確認できました。

災害時はラジオの役割ってけっこう大きいんだと改めて知りました。スマホがあればラジオでリアルタイムの報道がわかる。ネットは早いけどフェイクニュースもあるので、情報の真偽を精査しなくていいラジオは安心です。

地震や水害の停電時も、ラジオが速報性の高いツールとして見直されていたのを思い出しました。

入院時、何が起きるかわからないなぁと実感するとともに、ラジオアプリをインストールしておくことはおすすめします。


ちょっと話が脱線しましたね。

そのあと、部屋が開いて懐中電灯がグルグルっと部屋を照らしました。

普段は消灯後の見回りはないように思うので、地震で怪我をしたりパニックなどになったりしている患者がいないか確認して回ったようです。看護師さんから声かけされるなどは特になかったです。


かなり衝撃的な音だったので、哀しかったこととか吹っ飛んだのかもしれません。そのあとは、またすぐに寝てしまいました。


ところで、大人になってから夢を見る方はどれくらいいるのでしょうか?

私は、よく夢を見ます。わりと悪夢の確率も高いと思います。

最近はマイスリーを寝る前に飲んでいましたが、ここで処方された入眠剤は、ベルソムラというもの。以前も使ったことがある薬です。

これは、眠気を阻害する物質を阻害することで眠くさせる薬だと、前のクリニックで説明されました。要は、眠気物質を加えて増やすんじゃなく、眠気だけを引き出すって感じでしょうか。よくわからないかな。


で、この薬、一説には【悪夢】という副作用があると言われています。

確かに、初日は血生臭い夢でした。完璧に悪夢です。思い出したくもない。


この日の夢はというと、、、

仕事を休職中の私に、鬱転の一因と思われる苦手な上司から電話が来て、休職中なのに地震対応の仕事をしに行く、、、という、地震の影響をモロに受けた、めちゃくちゃワーカホリックな夢でした。


まだ続きます。この日の夢は二本立て!笑

二本目は、以前作った料理番組の続編をかなり厳しい条件で作ることになり、ロングダイムの打ち合わせをしたのちに、なんかよくわからないけど、私は両手にはちきれんばかりの買い物袋を下げ、餃子の具や水炊きの材料を必死に探し回っていました。閉店間際のデパ地下で、鶏のブツがない、手羽もない、でも買わないといけない、、、というワーカホリック第二弾です。これは、過去の実体験に基づいたフィクションでした。笑


そんなこんなで、プチ悪夢のせいか、朝食のアナウンスで目覚めると、病衣は冷や汗でひんやり冷たくなっていました。